片脚立位は、片足立ちのことです。
子供のころは、よくケンケンパなど、遊びの中でも片脚を使ってましたよね。
しかし、この片脚、非常にバランスのトレーニングとしても大切なのです。
片脚で立つことにより、上半身を片脚でバランスをとりながら、それぞれの関節の筋肉を微妙に調整することが求められます。
この微妙にというところが重要なのです。
筋肉は、ただ強ければいいというわけではないのです。
環境に応じて適切に調整することでパフォーマンスが上がるのです。
これが、運動の上手下手になるのですね。
このパフォーマンスの例として球技が挙げられます。
もし、力が強いだけでいいのなら、ボディービルダーの方はサッカーが上手といえるでしょうか?
同様に、フィギュアスケートはどうでしょう?
力が強いだけではなく、夫々の球技に必要な筋肉をいかにうまく使うか。
その微妙さの調整がロボットとは違うところです。
そういえば、ここ数年前に生卵をロボットが割らずに握ることができるようになったと新聞に取り上げられていましたね。
これも、その微妙さが非常に難しいことを現わしていました。
さて、片脚立位の運動方法をまとめてみましょう。
- 安定した場所で片脚を床から10cm程度挙げます。
- このとき、挙げた脚は支えている脚に付かないようにすると難しくなります。
- 次に、この状態で両上肢を伸ばしたまま前方にゆっくり肩の高さまで挙げましょう。
- この上肢も、はじめは手を開いた状態から始めて、徐々に狭く、最終的には両手を組んで行うとより難しくなります。
- 挙げる速さもゆっくりから、早くすることで、重心の変化が起こるのでより難しくなります。
- この時、ドローインしながら行うとより効果的です。
- しかも、ドローインしながら行う事により、腹筋・背筋が刺激されることにより、体幹が固定され、上肢の挙上に伴い腰部への負担が軽減されます。
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