自覚的運動強度(RPE)による運動負荷量の設定について
自覚的運動強度による方法は、本人の自覚をもとに強度を知る方法です。
この方法は、自身が感じる”しんどさ”、”つらさ”を元にするので非常に簡単ですが、臨床でもよく使われています。
患者さんに、”この運動しんどいですか”と尋ねて、”しんどいです”と答えることが出来るのは、新潟と滋賀を除く関西と香川以外の四国圏だそうです。
ちなみに、九州は”きつい”、甲州、東海、福井、滋賀、中国、香川は”えらい”、群馬は”だるい”、北海道、南東北、茨城、栃木は”こわい”だそうです。
北東北と首都圏は、色々と分散しているそうです。東京は地方出身の方の集まりとも言いますから、方言も多様なのでしょうね。
それにしても、Borgスケールを用いるときに方言が関与するとは、ちょっとおもしろいですね。
でも、方言には微妙なニュアンスも含まれている為、正確に伝わっているのか、曖昧なところもあるかもしれません。
また、環境の温度や注意力が散漫になる要因などの外的な環境因子の影響を受けやすい面もあるので、この点を考慮して行うといいでしょう。
図表 BorgスケールこのBorgスケールのメリットは、当てはまる6~20のポイントを10倍すると、その時の心拍数に相当する事です。10倍するだけで心拍数がわかるので、心拍数を厳密に計算するのが面倒な場合は、特に利用し易いですね。
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