「継続は力なり」
簡単なようで、実に難しいですね。
毎日、英単語を10語覚える。
毎日10語だったら、カンタン、カンタン。
10日で100語、100日で1000語、1年で3650語。
大学受験で覚える単語が5000~8000語。
楽勝じゃん。
学生時代に経験がありませんか?
ようし、今日は10語覚えたぞ。明日も大丈夫だ。
それが、2日目、3日目になると・・・。
今日は、ほかの宿題があるから、明日まとめて20語覚えれば大丈夫。
今日も、ちょっと忙しいな。
週末にまとめて覚えよう。
・・・(1ヶ月経過)
ちょうど、中間試験もあるし、ちょっと時期が悪かったな。もうちょっと、いい時期にやろう。・・・
・・・なんてことに。
簡単に始められるから終わるのも簡単、なのかもしれませんが・・・。
意外と、わたくしと同じような経験がありませんか?
そんなわたくでも、続けられたこともあるんです。
それは、
1.必然的なこと:国家試験や資格試験。受からないと授業料が取り返せない。
2.楽しいこと:パソコンや読書(漫画も含めて)。
1.必然的なこと:
仕事上必要な資格取得に関しては、好きも嫌いもなく、摂らないといけない必然性から毎日努力します。
これは、仕事だけでなく、テレビのダイエットの番組でもあるようにダイエットの神が下りてくるきっかけがあればいいのです。
憧れの人に会うために、憧れの人からのキツイ一言、家族からの一言、椅子が壊れたり・洋服が着られなくなったりと。なんでもいいのです。しかも、そこで重要なのはいつまでに、どのように、といった具体的な目標です。
例えば、4か月後に、3Kgといったように数値化することが大切です。
そして、忘れてはならないのは、その時の成功報酬です。
4ヶ月後に彼とデートするでも、彼の前に立って「惜しかった」と別れたことを悔やまらせたり、欲しかったバックを買うでも、挫けそうになった時に思いとどまらせる魅力的な報酬が重要です。
また、先行報酬型とでは、先に理想とする洋服を購入し、後戻りできないようにしてしまい、その洋服をビシッと着こなしている自分をイメージしながら毎日自らを奮い立たせることです。
2.楽しいこと:
これは、ほとんど努力しないでもいつのまにか結果を出すことにつながります。
わたくしは、漫画を含めて本を読むことが好きです。何時間読んでも苦になりません。漫画は本じゃないという方もいらっしゃいますが、わたくしの捉え方としては、作者が伝えたいことを活字にするか絵にするかの違いで、どちらもあまり変わらないと思っています。
ただ活字の場合は、読み手がその情景をイメージするのに対し、漫画は描き手がイメージしていることの違いでしょう。
ちょっと違うかもしれませんが、漫画で読んだ主人公の声が、テレビでアニメとなった主人公の声が違うことと同様に感じています。
ちょっと、脱線してしまいましたね。
運動すること自体が楽しいことだったり、体を動かすこと自体が楽しい場合は、続けることが楽にできます。
糖尿病やメタボ、肥満の運動としては、もともと運動によるエネルギー消費が少ないことが原因の一つなので、必然性を高める必要があります。しかも、期限がなくずーっと続けなければならないことが継続を難しくしているのでしょう。
そこで、1.必然的なこと。から2.の楽しいこと。に移行することが継続のコツです。
この転換を含めて、指導していくことが療養指導士としての腕の見せ所といったところでしょうか。