3大合併症がある場合は病期に合わせて運動の適否を知ろう

06. 🕺 運動・生活

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糖尿病網膜症

糖尿病網膜症がある場合は、運動による血圧の変動が網膜の血管に対しストレスとなり、場合によっては出血となる場合があります。

 また、低血糖が眼底出血のきっかけとなることが指摘されているため、病期に応じて運動の制限や禁止があります。

 特に、増殖性の糖尿病網膜症の場合、運動時はもちろんのこと、日常生活動作の中で、息をこらえたり、力んだりすると急激な血圧上昇が生じるので注意が必要です。



糖尿病腎症

糖尿病腎症の場合は、過度の運動制限による体力やQOL(生活の質)の低下が指摘され、最近になって適切な運動による運動耐容能やQOLの向上、糖・脂質代謝の改善などが期待できることから、病期に応じた運動療法が行われるようになってきています。




糖尿病神経障害

糖尿病神経障害の多くは下肢に症状が出現します。特に足がつったり(腓(コムラ)返り)、痺れたり等の症状が多くの方が経験されています。

 また、自律神経障害がある患者さんは、運動時の呼吸・循環器系の反応の低下により、心拍数や収縮期血圧の上昇が遅れ、運動負荷に対して血液の供給が遅れ結果的に組織の虚血状態となり突然死となることもあるため注意が必要です。




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TAO

悠々自適な経済的自由人に憧れながらも、人として何ができるか模索の毎日です。修士課程で複雑系システムに魅了され頑張らない人生が理想です。

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