筋トレの代表、スクワット。
大腿四頭筋と呼ばれる、体の中でも非常に大きな筋肉であると同時に、立ち上がり動作など歩行に繋がる重要な筋肉です。この大腿四頭筋、ほかの運動でもよく取り上げられていますよね。
それだけ、重要だということが分かりますよね。
しかし、このスクワット、正しく行わないと腰痛を引き越すことになります。
まず、注意することからまとめます。
- 腰を落とすとき、両足に落とさない。
- →椅子に深く腰掛けるように、腰を後ろに引いて、どちらかといえば腰を後ろに突き出して腰を落とします。
- 膝をつま先より前に出さない。
- →①にも関係しますが、膝がつま先より前に出ていると腰が足元に落としているため、膝に負荷がかかりすぎて疼痛を誘引することになります。
- 背中を曲げない。
- →腰を後ろに引きながら行う際に、お尻を突き出すようにするのですが、突き出すためには背中は曲げた状態ではできないはずです。
- 足を肩幅に広げ、足先は15度程度外側に向ける。
- →膝を曲げた時に、膝と足が正面から見て垂直になるようにします。内側や外側になると膝に捻じりが加わり、膝痛の原因になります。
- 頭を挙げ、正面を見ながら行う。
- →③にも関係しますが、お尻を突き出し、顔を挙げると必然的に背中が伸びた状態になります。
- 息を止めない。
- →上半身を下半身の筋力で上げ下げするため、非常に大きな力が必要です。このとき、息を止めて息むと血圧が上昇しまいます。できれば、ドローインを行いながらすることが効果的です。
では、実際の方法をまとめてみましょう。
- 椅子に深く腰掛けます。
- 両膝を約90度+α程度曲げます。
- 肩幅程度(握り拳横に2個分程度)に足と膝を開きます。
- 足先を自然に前方(約15度程度外側)に向けます。
- 両上肢を体の前で腕組みします。
- 一度腕組みをした手が膝より前になるように体を倒します。
- 反動を付けないように注意しながらゆっくりと腰を浮かします。
- 両足に重心を感じながらゆっくりと膝を伸ばします。
- 約3~5秒かけて立ち上がり、膝を伸ばしきらないように注意しながら立った後、約3~5秒かけて座ります。
- このとき、上記の注意点を意識しながら行います。
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